ビットコインの売買でも為替と同じくレバレッジを利かせて、入金した金額以上の信用取引をする事が出来ます。
私は為替の方では主に米ドル円でFX取引をやっていますが、どうにもビットコインでFX取引をする気になりません。理由としては大きく分けて3つあります。
ボラリティが大きすぎる
とにかくボラが大きすぎます。
ビットコインの相場では1日やそこらで価格が半値近くなったり、瞬間的に大暴落したりします。
ボラリティとは値動きの大きさの事で、一般的にはボラリティが大きければそれだけトレード機会が多くなるのでトレーダーとしては嬉しい状況です。
しかし、それはデイトレーダーやスキャルピングトレーダーにとっての話です。(どちらも一日の間に売買を完結させて利益を確定していくトレード方法です)
会社員である私の場合は日中、チャートに張り付く事が出来ないので、短い時間に急激に値動きされると対応出来ないのです。
基本的に私は1〜2週間ほどのスパンで取引をするスイングトレードの為、今のビットコインの相場ではトレードスタイルと合わないのです。
また、ビットコインの相場は正直レンジが分かりません。
まだ世に出てきて間もなく良くも悪くも未発達の市場の為、一般論というものが確立しておらず、悪い意味で値動きが自由です(汗)
米ドル円なら一日で最大でも1円、リーマンショック等の世界を揺るがす事件が起こっても2円程度の動きですが、ビットコインではいったいどこまで動くか想像が出来ないのです。
気長にスイングトレードなんてしようものなら、すぐに強制ロスカットやら追証やらになりかねません。
株売買に近い
為替のFXでは現在のレートに対して買いたいとき、売りたいときに注文を出せばすぐに約定します。
しかし、ビットコインでは市場規模が為替に比べて小さいため、売りたい人と買いたい人とのマッチングによって約定します。
これは株の売買と似ていて、売りたいや買いたいという注文の表(板)を見て売買する形式です。
この板の注文状況でトレーダーは売買の気配を察してトレードしていくわけですが、この板が曲者です。
株の世界では見せ板なんていうものがあって、実際買う気も無いのに自分が持っている株を高く売る為に大量買い注文を入れておき、値段が上がってきたところで途中で注文をキャンセルするなんていう悪どい技(?)があります。
このように株の世界では市場規模が小さいがために一個人で市場をある程度コントロール出来てしまいます。そんな世界のため初心者がトレードしようものなら確実にカモられます(笑)
ビットコインの市場もこれに近いように思います。
ようは金持ちほど儲かる世界なのです。
まぁ金持ちほど儲かるっていう点では為替の世界も同じなのですが、為替は市場規模が大きい為、一個人でのコントロールが出来ません。
銀行や国のレベルでのコントロールがありますが、株に比べたら優しいものです。
話を戻してビットコインの売買は、前述の通り玄人のトレーダーにカモられる可能性が高い為、レバレッジを利かせて取引なんて怖くて出来ません。
土日は休みたい
為替は土日は取引が出来ませんが、ビットコインは土日でも売買が可能です。
これはビットコインFXでは一般的にはメリットですが、私にとってはデメリットです。
正直、土日は休みたいんです(笑)
休みの日まで緊張感を持って過ごしたくないじゃないですか。
やはり、この手のものはオンとオフをハッキリさせてメリハリを持つことが重要だと思います。
そもそもなぜ金を稼ぐのか?と考えると、それは生活を豊かにするためです。
なのに、土日までトレードなんてやってたら、稼いだお金はいったいいつ使うんでしょう(笑)
まさに本末転倒な状況じゃないでしょうか。
まとめ
とりあえず、現状ではビットコインFXには手を出さない事が懸命だと思います。
市場がもう少し落ち着き出すまでは、現物買いで中長期投資が一番じゃないでしょうか。
というか、今の相場ではそれでも十分爆益を狙えると思います。
ならば、リスクを負ってわざわざビットコインFXなんてやる必要ないと考えています。